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追悼・デニス・テン選手



この世に理不尽なことは数多くあれど

どれも時間の経過と共に昇華できることがほとんど。

でも25歳の才能にあふれた1人の青年の

無念さは一体どうすれば晴れるのだろう。。。。。。。

私達はこのやり場のない悲しみを

どうすれば良いのだろう。


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久しぶりに投稿するフィギュアスケートの記事が

こんなに悲しいものになってしまって言葉を出すのに悩んでしまいます。

デニス・テン選手。

初めて見たのは確か四大陸選手権、彼が15歳か16歳の時。

リンクに姿を現したとき

一瞬にしてこの小柄な選手は

会場にいる観客達を、そしてテレビの前で見ている私の心をわしづかみにしました。

「シング・シング・シング」の音楽にのせて滑るその姿は

まるで手足の指の先から音楽が流れてくるかのような感覚。

ピタッとはまるジャンプ、ぶれないスピン。

何より天才と呼ぶにふさわしい表現力でした。

素晴らしい魅力の持ち主。

まさにフィギュアスケートをするために生まれてきた選手。

演技が終わっても私は拍手をやめることができませんでした。

羽生選手と同世代なので

これは日本人スケーターにとって

強力なライバルが現れた!と思いました。

しかしその後は怪我との戦いが多かったように思います。

ソチ五輪の銅メダルは

怪我に苦しんできたデニス選手への

スケートの神様からのプレゼントだったと

思っています。

あまりにもむごい、悲しい。

デニス選手のご冥福を心よりお祈りいたします。


by sasha_2006 | 2018-07-20 15:17 | フィギュアスケート