2011年 08月 29日 ( 1 )

さる8月27日土曜日、広島市文化交流会館にて行われた
吹奏楽コンクール中国大会高校の部を聴きに行ってまいりました。


中国吹奏楽連盟HP

炎天下の中、出場者の皆さん、そして関係者の皆さん、本当にお疲れさまでした。
どの演奏も本当に素晴らしく、隣県から車で聴きに行った甲斐がありました。
そして見事全国大会出場を決められました出雲北陵高校、岡山学芸館高校、
防府西高校の皆さん、本当におめでとうございます!
残念ながら全国出場を逃された皆さんも、
素晴らしい演奏をありがとうございました!


さてさて、演奏ですが、特にこの高校部門はレベルアップのスピードが
またひときわ上がってきたような気がします。
午前の部、第2ブロックは出雲北陵、智翠館、岡山学芸館と
有力候補の登場。
この中で最初に登場してきたのが出雲北陵。
課題曲は最後が少々危うかったのですが
次の自由曲「ローマの松」は ”吹奏楽のつどい”の時には
もう一つしっくりこなかった金管のバンダもとてもうまく溶け込んでいて
音楽の格調を高めていました。
松はローマ3部作の中でもコンクールで演奏される回数が
一番少ないような気がしますが、p → f へ音楽を進め高めていく奏法は
速さを競うかのような華々しく聴こえる曲よりも技術がなければ
できないことなのでは・・・と思い、そしてこの選曲はある意味、
チャレンジでもあったのかな、と思いました。
出雲北陵高校の皆さん、3年ぶり6回目の全国出場、
本当におめでとうございます!
普門館では島根の代表として、出雲部の代表として
素晴らしい北陵サウンドを響かせてきてください!


石見智翠館、昨年見事全国初出場を果たした事で
今年は更に演奏に余裕のようなものを感じました。
「中国の不思議な役人」と言えば6年くらい前に島根県民会館で聴いた
おかやま山陽の演奏が印象深いのですが、
山陽の演奏より少々迫力に欠けたものの
ミスのないいかにも智翠館らしい演奏。
しかし採点する方としては減点の箇所がないのだろうなあ、
と言う印象。
クライマックスのトロンボーンのソリは音色も音型もぴったりで
まるで1本の楽器を聴いているかのようでした。
最高レベルのバンドである事に間違いはないのですが
そろそろもう一皮むけた智翠館を見てみたいような気もします。


前半、一番拍手喝采を浴びたのは最後に登場した岡山学芸館でした。
岡山の一番の特徴は木管、特にクラリネットの音色が他県と比べてとてもクリアなこと。
同じく岡山の山陽さん、明誠さんも然り。クラリネットを始めたくなるくらい
美しい音です(^^;)
さて学芸館さん、自由曲はおなじみ超絶技巧の曲として知られるスミスの「華麗なる舞曲」
この演奏を聴くと、島根も頑張っているんだけど、やっぱり山陽側には叶わないかも・・・
と、つい弱気になってしまいそうでした。それくらい素晴らしい演奏でした。
北陵さんの演奏が終わった時は感動しすぎて、私も次女もすぐに言葉が出なかったのですが
学芸館さんは演奏が終わった途端、手を叩いていました、
本当にこんな素晴らしい演奏を聴かせてくださって・・・心から感謝します。
普門館でも期待できる演奏だと思います。


代表は逃しましたが、勿論外にも名演がたくさんありました。
昨年の代表、広島の修道高校。
私は実はこちらの音が大好きで、今回も本当に圧倒される演奏でした。
今年は特に課題曲ⅴを演奏する学校が多かったようですが
課題曲だけだと私は修道さんが一番良かったように思います。
自由曲はホールを抉り取るような分厚いサウンドで相変わらず聴かせてくれました。

山陽さんはここ数年、守りの音楽になってきているような・・・
私の中でおかやま山陽さんと言えば少々破綻することも計算に含めた上での
荒削りな演奏・・・それが魅力のような気がするんですよね。

明誠さん・・・実は私は今年は久々にいくのでは?と思いました。
個人的にはセレクションものはあまり好きではないのですが
やはり稲生先生と言えばセレクション、そして明誠の明るいカラーにぴったり、なんですよね。
今年は本当に磨きがかかったような気がします。
全国復活まであと本当にもう1歩、だと思います。


この熾烈なレースを勝ち抜いたもう1校は山口の防府西でした。
コンクールでは常にトップの人気を誇る「ダフニスとクロエ」
とても気持ちのこもった演奏で、こちらも爽やかな気持ちになりました。
山口勢としては15年ぶりの全国出場。
本当におめでとうございます。


後半の入場を待っている際、後ろから聞こえてくるのは
「東京から来た」「大阪から来た」などの声。
しかし遠方から聴きにこられた甲斐がある大会だったのではないでしょうか。
音楽ファンである事を心から幸せに思った1日でした。
関係者の皆さん、本当に素敵な演奏、素晴らしい会場運営を
ありがとうございました!
この場を借りまして厚く御礼申し上げます。
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by sasha_2006 | 2011-08-29 09:23 | フルート・クラシック | Trackback | Comments(0)